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漢方医の極意

2021.11.10

漢方薬は効果があるのでしょうか?

お問い合わせで多い質問です。

答えるとすれば、

診断(証)が正しければ必ず効果は出ます。逆に診断(証)を間違うと効果が出ないばかりか好ましくない症状が出ます。

診断は、主に東洋医学的な手法(舌や脈の診察、問診など)で行い、西洋医学的な手法(血液検査、超音波検査など)は補助的にします。なぜなら、漢方薬は数千年にわたり東洋医学的診断の上で病気を治してきたからです。西洋医学の病名(糖尿病など)が同じでも、一人一人の体質や病状で診断するので処方する漢方薬は異なります。

 

漢方治療の成功は、体の病状を見抜く東洋医学的な診断力です。診断が正しければ、高価な漢方薬でなくても治っていくことが多いです。診断を間違うと、漢方薬で病気を作ることもあります。

そのため、漢方医と名乗る限りは、あらゆる角度(全身、季節、環境、性格など)からの診断に多くのエネルギーを注ぐので、西洋治療よりも頭を働かせる時間が長くなります。

また、生薬の特徴(冷やす、温める、乾かす、潤す、効果のある臓器など)を活かして、方剤中の生薬の合計量を計算しつつ2~3種類選んだり、煎じ薬の生薬の種類と量をオーダーメイドで調合する力も必要です。

診察の度に病状の変化から診断と生薬調合の微調整を行うことも漢方治療の肝です。

 

難病が治ると漢方薬は魔法の薬で私は魔法使いと言われます。

巧みな診断ができて漢方薬を自由に操る魔法使いになるのが漢方医の極意なのでしょう。。。

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