MENU
みのり動物病院 > ペット漢方つれづれ > ペット漢方医への道

ブログ

ペット漢方医への道

2020.05.14

漢方の勉強のきっかけは、犬アトピー性皮膚炎など様々な病気で乱用されるステロイド剤の副作用の問題(副腎疾患、免疫低下など)を解決したい、体が小さいエキゾチック動物(ハムスター、カメなど)を西洋検査なしでの治療の幅を広げたい想いでした。

15年前の当時は獣医界で勉強場所はなかったので、薬日本堂さんで一般の方や医療関係者と共に人医療の中医学(日本漢方の原点である中国漢方)の勉強を始めました。中医学理論を用いると治療で疑問に思ってたことが目からうろこのようにストンと腑に落ちていきました。

さらに勉強を始めて2年目の頃に、妊娠5ヶ月の入院中にかけがえのない命を失うことになり、西洋医学のみの限界を実感したことがより真摯に漢方治療と向き合うきっかけとなりました。

漢方内科医の先生とのご縁で難病治療にも取り組む仙頭先生の講座や症例検討会に参加させていただくようになりました。さらに上海中医学大学日本校でA級国際中医師免許を取得し、教授の黄中医師(中国の医師)には6年ほど師事させていただいてます。神戸中医学院の古典の勉強では中医学理論の根底を学び、より深い漢方治療に結びついています。

ペット中医学のサプリメント会社では学術委員として4年ほど関わらせていただきましたが、動物と人の医療の向上と向き合っていきたい私の想いとは方向性が異なるようで退くことにしました。

 

現在は、人医療での深い勉強を生かして、臨床医として様々な病気で苦しむペットたちの漢方治療を行いながら、獣医大学での漢方教育がスタンダードになるお手伝いになればと学会発表や論文執筆にも取り組んでいます。

ペット漢方医への道は終わりがありません。

 

2020.5. 2.

ページトップへ