2021.06.15
- 漢方治療や鍼灸治療はどのような病気や症状でどれくらい有効ですか?
- 漢方治療は外科を除く全科に対応できます。特に、慢性疾患(肝臓、腎臓など)、自己免疫疾患、アレルギー、脳神経疾患、病気末期でも食欲元気を保つなど、アプローチ法が異なるためか西洋医学が苦手な分野が得意に感じます。尿毒症末期を除けば8~9割で病状改善しています。
- 鍼灸治療は、椎間板ヘルニア、関節疾患、尿失禁、脳神経症状など、外科でも完治できない運動器・神経分野が得意に感じます。8~9割で病状改善しています。
- 当院での治療実績は、漢方鍼灸治療で改善~完治した疾患例をご覧下さい。
- 漢方治療と鍼灸治療の費用はどれくらいですか?
- HP診察の流れ、漢方つれづれブログの当院の漢方治療の費用について、直腸透析のQ&Aを参照して下さい。一部の保険会社を除いてほとんどの漢方薬と全ての鍼灸施術はペット保険適用となります。
- 遠方のペットでも漢方治療は可能ですか?
- ZOOMまたは電話による漢方相談を行っています。紹介状または担当医からのメールまたはお電話でのご連絡(簡易でも大丈夫です)をお願いしています。理由は漢方医の切なるお願いをご覧下さい。
尿毒症に対する直腸透析は、通院可能なペットに限っています。詳細は直腸透析のページをご覧ください。 - 漢方薬の副作用はありますか?
- 漢方薬と西洋薬の副作用をご覧ください。
- 漢方薬は西洋薬と併用しても大丈夫ですか?
- 西洋薬との併用をご覧ください。
- 人の漢方薬は動物にも安全で有効ですか?動物用漢方薬はありますか?
- 人の医療用漢方薬の使用において、獣医東洋医学研究会(現比較統合医療学会に改名)では30年以上、私の臨床経験でも15年以上、アレルギーによる副作用は出ておらず有効性の実績も多くあります。また医薬品として様々な臨床試験・動物試験を行い安全性・有効性・品質維持が保証されています。ただし、猫では中毒予防のため百合を含む辛夷清肺湯は飲まさない方が良いです。
医薬品である動物用漢方薬は数少ないのが現状です。動物用サプリメントはありますが、医薬品に比べて安全性・有効性・品質維持の保証は少なく実績年数も短くペット保険適用外になります。
漢方の薬物・サプリメントもご覧ください。 - 薬局で処方される漢方薬と動物病院で処方される漢方薬は違うのですか?
- 漢方名は同じでも薬局用漢方薬に比べて医療用漢方薬の方が安全性・有効性・品質維持の保証?が高いです。また、動物病院では動物の病気に精通した専門家である獣医師が診断と漢方調合をするため、より的確に治療できると思われます。
- 漢方薬は苦いイメージがありますが、ペットは飲んでくれますか?
- 動物たちは本能的に体に必要な漢方薬は苦味があっても飲む傾向があり、元気になって必要なくなると苦味の漢方薬を飲まなくなります。人も体に熱がある間は苦味のある漢方薬を美味しく感じるようです。
漢方薬を飲ませる方法とコツもご覧ください。 - 鍼治療でペットは痛がりませんか?
- 細い鍼を使用していますので、ほとんど痛みを感じず、おとなしくしている子が多いです。
- 1回の鍼灸治療の施術時間はどれぐらいですか?
- 15~30分ぐらいです。
- 西洋検査・治療・手術を併用されますか?
- 当院は、東洋検査と西洋検査から総合診断した上で、漢方鍼灸治療を主軸とし必要性やご希望に合わせて西洋治療を併用しています。またご希望により西洋治療のみあるいは東洋治療のみも行っています。一般的な手術も大抵対応しており、手術前の体力温存や手術後の回復を早めるために西洋薬と漢方薬の併用をお勧めしています。
ただし、西洋的な専門の検査治療が必要な場合は、連携治療あるいは転院をお勧めしています。西洋医のかかりつけ医がおられる場合は、当院では漢方鍼灸治療のみの対応をし、連携治療をさせていただいてます。
☆他にご質問あればメールにてお問い合わせ下さい。ただし当院での診察ご希望の方に限らせていただいています。