犬の慢性腎臓病の急性憎悪に対する漢方薬経腸投与の治療効果
臨床研究の概要
犬の慢性腎臓病の急性憎悪や尿毒症は命を落とす可能性のある病状です。点滴などの一般治療で改善しない場合は血液透析・腹膜透析・腎移植がありますが、ペット医療では設備・麻酔リスク・合併症・高額などの理由で実施は限定されています。
本研究では、人で実施されている漢方薬経腸投与を犬で1日2回4日間実施し、急性憎悪や尿毒症を回復する治療法としての確立を目指します。経腸投与動画を参照。
有害作用は主に下剤漢方による下痢で、腎臓病による下痢以外は経腸投与中止と下痢止めで治ります。飼い主様のご要望による投薬中止はいつでも可能です。
本試験は鳥取大学農学部動物臨床研究倫理委員会の承認を得て実施しています。
研究期間
2026年3月31日~2028年3月31日
対象となる患者様
以下の条件の犬が対象となります。(条件外では通常の漢方治療となります)
・元々アイリスステージ2~3の慢性腎臓病で、急激に腎臓病の症状(食欲低下、嘔吐など)の悪化とクレアチニンが25%以上上昇。
・重度の併発疾患(ACTVIMステージB2以上の僧帽弁閉鎖不全症、悪性腫瘍など)がない。
・さらに3日以上の輸液治療で改善が認められず、軟便または下痢ではない。
★しばらくの間はみのり動物病院へ通院可能な飼い主様に限定させていただきます。
費用について
臨床研究中の漢方薬に関しては鳥取大学が費用を負担いたします。通常範囲内の診察や検査費用は自己負担となります。
お願い
本研究のデータは、飼い主様の個人情報を除き、今後の獣医療の発展のために学会や論文などで発表・公表させていただくことがございます。ご了承お願いいたします。
問い合わせ先
みのり動物病院:基本的にこちらにお願いします。
担当獣医師:吉村佳美
Tel:072-972-2100
メール:お問い合わせ | みのり動物病院
鳥取大学農学部附属動物医療センター
担当獣医師:竹内崇 (教授)
Tel:0857-31-5645
メール:take3@tottori-u.ac.jp

