2020.10.15
【尿毒症・急性腎障害・慢性腎臓病の直腸透析の診察の流れ】
①HPなどから初診問診票と検査データを送ってもらい、予約日時を決めます。お急ぎの場合や分からないことがあれば、動物病院にお電話下さい。
②初診は(月)火・木・金曜日の午前に来院していただき、舌診・脈診および西洋検査を行います。できれば新鮮尿を持参して下さい。
③漢方調合と煎じる約3時間の間は、ペットを預かるまたは一度帰宅してもらいます。状況を見て点滴を行います。
④夕方に直腸透析を行います。
⑤症状や検査値により直腸透析は毎日~週1回、自宅・当院・近医のいずれかで行ってもらいます。点滴や漢方内服を併用するとより効果が出やすいです。
⑥漢方医の診察は、始めは1週間以内、その後は腎機能の回復状況を見て1~2週毎に受診していただければと思います。
★当院の漢方医は1人で様々な重症のペット治療と向き合い、スタッフも少人数で対応しているので、ICU状況の尿毒症のペットの受け入れには限界があります。今向き合っている治療で精一杯で余力のない場合は、予約を延期させていただくことをご了承下さい。
★直腸透析は現在のところは通院可能なペットに限らせていただいてます。尿毒症の漢方調合は担当漢方医による舌診・脈診・西洋検査値を見て細やかな微調整が必要で、当院で腎機能の回復や維持ができたのは1例を除いて通院のペットのみです。
漢方治療は腎臓病早期から治療効果を発揮しますので、お早めのご相談をお勧めします。