MENU
みのり動物病院 > 症例紹介 > 猫(こたろうくん)のライソゾーム病の漢方治療

ブログ

猫(こたろうくん)のライソゾーム病の漢方治療

2020.08.15

猫 雑種 9ヶ月~1才3ヶ月 男の子

こたろうくんは、4~5ヶ月令から食べ方に違和感があり、歩く時に滑るようになりふらふらしてまっすぐ歩けなくなり、体全体が揺れるようになりました。7ヶ月令の時にMRIと遺伝子検査により、ライソゾーム病のGM1ガングリオシドーシスという神経症状を示す遺伝的な難病と分かりました。

主治医の病院でオゾン療法を受けると少し元気が出て自分で座れるようになりましたが徐々に効果が弱くなったので、9ヶ月令の時に漢方治療に来院されました。

ライソゾーム病は、老廃物(汚れたゴミ)を掃除する働きが生まれつき弱いために、老廃物が全身の細胞に次第に蓄積されて病気が進行し、肝不全や盲目になったあと痙攣発作が長く続くようになり、猫では多くが1才ぐらいで亡くなる不治の病で有効な治療法がありません。

鹿児島大学の大和教授や脳神経疾患に詳しいVRセンターの獣医師に西洋病態を教えていただき、老廃物という毒を排泄する漢方治療を行うことにし、主治医でオゾン療法を続けていただきました。

症状や検査値に合わせて漢方調合を続けていると、横たわったままの時期もありましたが徐々に動けるようになりお腹を支えると5メートル位歩けるようになり、高かった肝数値もある程度下がっていきました。

1才2ヶ月令頃から盲目になりましたが、動きたい意欲や食欲はありました。突然発作が出て主治医で西洋治療を受けましたが、治療4日目に1才3ヶ月令で天国へ旅立ちました。

こたろうくんの生きたい意欲と1日でも長く元気で生きてほしいという飼主様の頑張りに寄り添える治療になっていたことを願うばかりです。

ページトップへ