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私の漢方治療方法

2020.05.14

私の漢方治療方法を説明します。

初診前と初診時に時間を要する理由を知っていただきたいので。

 

まず下準備に時間を要することが多いです。

西洋治療で治らない難病で漢方治療を希望されることが多く、すでに複雑な病態で慢性疾患となっています。

聞き慣れない病名(教科書にない病名では論文や大学に問い合わせることも)を調べ、飼い主様からいただいた様々な西洋検査データから、西洋的病態から東洋的病態を描いておきます。30分以上要することも。

 

次に初診時には、初診問診票に沿って飼い主様に質問を重ね、舌診・脈診を含んだ漢方特有の診察、必要があれば血液検査やエコーなどの西洋検査を行います。1時間~1時間半、要します。

事前に描いておいた東洋的病態と重ねて、弁体質(体質診断)で病気が生じた原因と、弁病(病気診断)で病気の共通した特徴と、弁証(症状診断)で個体差の病状の3本柱から、先を見据えた診断と治療方針さらには再発予防計画を立てます。

後は、診断に沿った漢方薬を選ぶだけです。煎じ薬だけはオーダーメイドで作るのに時間を要します→ペットの煎じ薬をご覧下さい。

 

2週間~1ヶ月毎の再診時は、病状変化に合わせて漢方薬を微調整していき、自己調整力が出るのを待つのみです。20~30分くらい。

複雑な慢性疾患の上、長期にわたる西洋治療で体全体のバランスを崩しているので、回復には1~2ヶ月要することも多いのです。

漢方薬で補える場合はサプリや西洋薬は飼主様と主治医の同意でやめていくこともあります。体質改善すれば漢方薬もやめていきます。

ただし加齢の病状に合わせて漢方調整すると元気や若さを保つようで、高齢では継続されて長いお付き合いになることが多いです。

 

なぜ難病が治るかは、漢方の考え方に沿って丁寧に根気よく治療すると、ペット自身が自己治癒力を回復し

気を治していくのです。

 

2020.5.5

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